MP3ファイル、iPodの基礎知識

MP3変換ソフトを使用して音楽CDをMP3ファイルに変換すると、iPodでいつでもどこでも楽しめます。
ここで紹介するMP3変換ソフトはすべてフリーソフトです。
初心者でも簡単にMP3ファイルを作成できますので、音楽CDを最大限に活用しよう。

●iPodとは?
iPod(アイポッド)は、アップル社が開発した名刺サイズのデジタルオーディオプレイヤーです。
音楽CD最大4千枚分(約4万曲)ものデータが胸ポケットにも入る小さなプレイヤーに収納されます。
直感的で、誰でもすぐに操作できるクリックホイールがiPodの最大の特徴です。
クリックホイールを使用すると、片手操作でアーティスト、アルバムなどの条件を指定して、聴きたい曲を見つけだすことが簡単に出来ます。

●MP3とは?
MP3(エムピースリー、MPEG Audio Layer-3)は、デジタル音声の圧縮音声ファイルフォーマットのひとつ。
人間の耳に聞こえにくい高域成分のデータをカットするでデータサイズを縮小します。
MP3は、音声データの音質を保ちつつデータサイズを圧縮できるため、CDなどの媒体からパソコンにバックアップする目的で普及しました。
ファイルの拡張子は「.mp3」。
MP3のビットレートは一般的に128kbpsで十分ですが、音質にこだわる場合、192kbps以上を指定すると実用上問題ありません。
ビットレートを最適化しながらデータを圧縮するVBR(可変ビットレート)というオプションもありますが、
音がとぎれるなどの不具合がプレイヤーによっては報告されています。
そのため、MP3形式に変換する際は、CBR(固定ビットレート)の192kbps(音質にこだわる場合)が良いと思います。
MP3データはすでに情報の一部が失われています。そのためMP3から他のフォーマットデータへ変換を行うと、
変換のたびに音質が劣化します。

>>iPod touchの詳細はこちら

最も簡単に音楽CDをiPodに取り込む方法

iPodにはiTunes(アイチューンズ)というPCで動作するフリーソフトウェアが付属しており、アップルのwebサイトからダウンロードすることができます。
iTunesには音楽CDからMP3ファイルを生成する機能があり、この方法を利用する場合は他のMP3変換ソフトの必要はありません。

● iTunesを使用したMP3変換の方法
1. 音楽のインポート方法をMP3エンコーダーに変更しましょう。
iTunesを起動し、編集メニューから[設定]を選択し、[詳細]-[インポート]の画面を開きます。
インポート方法は「AACエンコーダー」「高音質(128kbps)」が設定されています。
他の携帯音声プレイヤーとの互換性を考慮するとMP3形式が最適であるため、
「MP3エンコーダー」「高音質(192kbps)」に変更します。

2.音楽CDをパソコンに挿入すると、iTunesの画面に音楽CDの内容が表示されます。
インポートダイアログが自動的に表示される、もしくは「インポート」ボタンをクリックすると
音楽CDがMP3ファイルに変換されます。このあたりの動作は他のMP3変換ソフトと同様です。

3.iPodをパソコンに接続すると、MP3変換されたファイルがiPodに転送されます。
なおiTunesとiPodは、常に同期が取られています。
つまりiTunesに新しいMP3ファイルを追加すると、次回のiPod接続時にその曲が転送され、
iTunesからMP3変換されたファイルを削除すると、次回の接続時にiPodからそのファイルが削除されます。
一般的なMP3変換ソフトにはないiTunes独自の便利な機能ですが、使用する際に注意が必要です。
iTunesを使用したMP3変換の方法は簡単でパソコンの初心者にもお勧めです。


しかしながら、もし次のような症状を改善したい場合は、次に説明するMP3変換ソフトを使用する必要があります。
★問題1
「iTunesで変換したMP3の音は悪い」と評価されているので音質を向上したい。
(iTunesを使ってMP3にエンコードした音にはノイズともいえる高域成分が存在する。)
★問題2
iTunesによるMP3変換がうまく動作しないケースがある。(たとえばコピーコントロールCDなど)

>>iPod touchで手軽にMP3に楽しみたいならこちら

無料のMP3変換ソフトを使用して、高音質のMP3ファイルを作成しよう

MP3変換ソフトを利用した音楽CDの取り込みは3ステップで構成されます。
簡単です。ぜひトライしてください。
●MP3変換ソフトのダウンロードおよび設定
1 「CD2WAV32」および「午後のこ〜だ」をダウンロードします。
2 デスクトップ上にある「午後のこ〜だ」のショートカットをダブルクリックし、一度だけ起動、終了しておきます。
3 CD2WAV32を起動します。
4 設定ボタンをクリックすると、設定画面が表示されます。出力タブをクリックして「出力の方法」として、”MP3ファイル出力”にチェックを入れます。
5 続いて「MP3圧縮のタブ」をクリックします。「MP3ファイル出力方法の選択」では、”午後のこ〜だDLLを使用”にチェックします。
6 最後にOKをクリックし、MP3変換ソフトの設定を終了します。

●MP3変換ソフトで音楽CDをMP3形式に変換
1 音楽CDをパソコンのCD-ROMドライブにセットすると、MP3変換ソフトである「CD2WAV32」の画面にトラック情報が表示されます。
2 保存フォルダはハードディスク内のフォルダを指定します。
3 最後に取り込み開始ボタンをクリックします。

● MP3変換ソフトで変換したファイルをiTunesに取り込む
1 WindowsXPの場合の場合は下記フォルダを作成します。
マイドキュメント\マイミュージック\iTunes\iTunes Music\アーティスト名\アルバム名
また、WindowsVistaの場合は下記フォルダを作成します。
(ユーザー名)\ミュージック\iTunes\iTunes Music\アーティスト名\アルバム名
2 作成したフォルダにMP3ファイルを保存します。
3 iTunesを起動し、ファイルメニューからファイルをライブラリに追加(または”フォルダをライブラリに追加”)を実行して、
MP3形式ファイル(またはフォルダ)を追加します。

>>人気のiPod touchをチェックする

Copyright © 2007 MP3変換ソフトを使用して音楽CDをiPodで楽しもう!